ARCALIS、mRNA創薬支援サービスへの有効な技術の導入に向け名古屋市立大学の新規mRNA関連技術評価のための契約を締結
株式会社ARCALIS(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:藤澤朋行、以下「ARCALIS」)は、公立大学法人名古屋市立大学(以下「NCU」)の大学院 薬学研究科 遺伝情報学分野 星野真一研究室(以下、「星野研究室」)で開発された人工mRNAの発現を効率化する新規技術を複数の標的タンパク質に適用し、当該技術の効果を検証、評価をするための契約を締結いたしました。
ARCALISは、2022年7月20日付でグループ会社であるAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典)と連携し、mRNA医薬品の統合型創薬支援サービスを開始することを公表いたしました(https://corp.arcalis.co.jp/SERVICES#drugdiscovery)。今回のNCUとの契約締結は、この創薬支援サービスの更なる品質向上に向けた取り組みの第一弾となります。
製薬業界では、医薬品研究開発の効率性と生産性を向上させるため、自社単独で開発または保有することが困難な高度な技術や専門能力を、外部の受託サービス会社に求める傾向が強くなってきています。特にmRNA医薬品はごく最近実用化されたばかりの新規モダリティであり、創薬から最終製品の製造に至るまで情報やノウハウは限定的です。
ARCALISは、mRNA 医薬品に特化した受託製造開発企業(以下、mRNA 医薬品 CDMO)として、今後もより高付加価値のmRNA医薬品創薬および開発製造サービスを顧客である製薬企業等に提供するために、自社での技術開発に加え、mRNA医薬品関連の優れた技術を有する国内外の研究者や企業と相互の強みを活かし合う枠組み作りを推進していきます。
ARCALISは、アクセリード株式会社(代表取締役社長:藤澤朋行/以下、アクセリード)と、Arcturus Therapeutics Holdings, Inc.(NASDAQ:ARCT/以下、アークトゥルス)と共同で設立したmRNA 医薬品 CDMOです。アークトゥルスの開発パイプラインの製造拠点としての責任を果たしつつ、世界中の製薬会社、創薬ベンチャー、アカデミア等、幅広い顧客に高品質の mRNA 医薬品の安定供給を約束する世界初の統合型mRNA医薬品CDMOを目指します。現在福島県南相馬市に建設中の工場では、現行の医薬品適正製造基準(以下、cGMP)を満たした最先端の製造管理、品質管理システムを備え、日米欧を中心とした全世界を対象にmRNA 医薬品の受託製造を行う予定です。