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2024.05.27 プレスリリース

Axcelead DDP 大塚製薬への創薬支援において最初のマイルストーンを達成

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Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:岡田 健吾、以下、Axcelead DDP)は、2020年6月から実施していた大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上眞、以下、大塚製薬)への中枢神経疾患領域における創薬支援において最初のマイルストーンを達成したことをお知らせします。

 本創薬支援は、Axcelead DDPが保有するIND-Enabling Projectsを起点としており、Axcelead DDPは確立された評価系とシード化合物の展開により薬効評価可能な化合物を創製し、大塚製薬に提供しました。大塚製薬でさらに創薬研究を進めた結果、事前に設定された薬理学的特性を満たす化合物が見出されたことにより、最初のマイルストーンが達成されました。今回のマイルストーン達成により、Axcelead DDPは契約に基づく一定金額のフィーを得ます。大塚製薬はIND-Enabling Projectsの活用により創薬研究の大幅な加速化を達成し、より高いステージでの創薬研究を進めることになります。

 Axcelead DDPの代表取締役社長である岡田 健吾は、「当社独自のアセットであるIND-Enabling Projectsから見出した新薬候補化合物が大塚製薬の期待に応える成果につながったことを嬉しく思います。今回のマイルストーン達成は当社のIND-Enabling Projectsがお客さまに独自の価値を提供する有用なアセットであることを示す証左になります。当社は、IND-Enabling Projectsを活用した創薬支援を通じて、短期間で高品質な新薬候補化合物を提供し、国内外の創薬プレイヤーの創薬研究の効率化に貢献してまいります」と述べています。

IND-Enabling Projects
IND-Enabling Projects(開始当時A-HiTプロジェクト)は、特定の創薬標的(以下、ターゲット)に対して、ヒットまたはリード化合物と一次評価系が存在するAxcelead DDP保有のアセットです。現時点で150以上のターゲットのアセットを有し、約60%のプロジェクトはリード創出以上の創薬研究ステージに位置しています。これらのうち半数以上のターゲットは未だ上市医薬品がなく、First-In-Classプロジェクトとなる可能性があります。また、想定した適応疾患以外へのリポジショニングの可能性も有する魅力的なターゲットがリストされています。さらに 約30%のターゲットで共結晶構造が取得されており、これらのターゲットでは、化合物最適化の加速が期待できます。IND-Enabling Projectsの活用は、初期の創薬ステップの大幅な期間短縮とコスト削減を実現します。

以上

<Axcelead DDPについて>
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。

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